日本と世界は産業構造の転換期に入った

そう考えるのが今の状況を説明する最も適切な考え方なのかもしれない。アメリカがサブプライムで大量生産大量消費の考え方を転換しようとしている。当然それに乗っかっていた日本はいくら金融が安定していても今まで通りのやり方を続けていくのは不可能である。利益が出せなければ銀行がいくら貸しても不良債権化するだけである。市場が変化しているならそれに合わせて変化していかなければ生き残ることは出来ない。今後、市場としてのアメリカを期待するのは難しいかも知れない。アメリカはバブルだったというが日本もその恩恵を受けて失われた10年の本当の意味での反省が出来ていなかったのだろう。それが現在の日本経済の不安定さに現れている。日本の政府や企業はアメリカの好景気に完全に頼りきって本当の意味の改革を怠っていた。今その時期迎えているのだろう。