不況の今はLinux普及の絶好のチャンス

Windows Vistaの自滅のおかげでAppleが好調である。その影でチャンスを生かせずにくすぶっているのがLinux(日本語)である。実は私はLinuxが好きである。最初に使ったのは1996年で、その頃はまだSlackware Linuxを含めて3種類ぐらいしかなかった。Linuxのマスコットがまだいなかった頃である。その頃からするとインストールは驚くほど楽になった。むしろWindowsより楽である。だが、それだけなのである。そこからが大問題。まずネットワークの設定でつまずく。ようやくインターネットに接続し、新しいアプリケーションをインストールしたはいいが、どうやって起動すれば良いか分からない。そもそもどこに行ったか分からない。そういうことは普通、同じOSを使い続けている場合には起こらない。なぜ使わなくなったか?確定申告用の会計ソフトが無かったからである。そのことがきっかけで5年以上使っていない。今思えば、実は使わなくなった理由はそれだけでは無いのでないかと思い始めている。Linuxの最大のメリットは無料ということだ。これは最初に使い始めた頃に自分にとっては本当にありがたいことだった。これが無かったら今の自分はいないとはっきり言える。プログラム開発経験がまったく無い自分が、数年でCとJavaをマスターし、仕事で使えるようになり、生活できるようになったはLinuxのおかげである。当時WindowsMacしかなかったら、もはや絶望的だっただろう。Linuxはその後一時的に人気が出たりしたが一向に普及する兆しは無い。実は今が絶好のチャンスだと思う。Windowsは力を失い、Macは相変わらず暴利を貪っている。そして未曾有の大不況である。Linuxにしかない魅力はたくさんあるので、特に中小のIT企業にチャンスがあるとにらんでいるのだが。(初代のぷらっとホームの社長が生きていたらなあ…。)